●帝王切開で出産しました
32週2日、帝王切開にて男児を出産しました。
そのときにかかった費用、時間、大変だったことについて、お伝えします。
・経緯
妊娠中、逆子でした。
位置をなおす施術を受けるか検討もしましたが、
帝王切開で計画分娩も悪くないかな、と思うようになり特別な施術は受けませんでした。
逆子対策としては、お灸をしたり鍼灸院に通ったりぐらいでした。
20週を過ぎたころからエコーでも表情がわかるようになります。
28週を過ぎてもエコーでに映る息子は、頭が下向くことなく
計画分娩にて出産することが決定。
わたし自身も、26週のころには帝王切開になるだろうな、と覚悟は決めていました。
・痛みは?
おなかを切るわけですから、術後の痛みは大きい。
しかし、術後というくらいですから
麻酔が効いているので、耐えられる痛みであることもたしかです。
一方で、想定外だったのが後陣痛です。
先輩経産婦からなんとなく聞いてはいたものの、
陣痛や帝王切開でメスが入ることへの不安が増大しすぎて、妊娠中は想定が後回しになっていた、後陣痛。
絶叫を想像するような痛みではないですが、シクシクと長くつづくは、麻酔どうこうではないは、でなかなかしつこい痛みでした。
麻酔は硬膜外麻酔という背中に針をいれるというもの。
背中!?脊椎直!?脊椎注射との音の響きに、ひとしきり恐怖におもっていたのですが、
注射って短時間なんですよね、痛いといっても見通しのつく痛みであるので、
ストレスにはなりませんでした。
長時間いつ落ち着くのかわからない後陣痛のほうが、痛みのストレスであった、
これが出産における痛みとストレスといえそうです。
・大変だったこと
お産といえども、手術です、いろんな不自由は余儀なくされます。
管だらけ、おしっこできない問題(人生でおしっこに管ってなかなか経験ないですよね)
数日は歩けない、血栓予防の注射が朝晩ある、まあまあいろいろあるのですが、
何がつらいって、水が飲めないこと。
痛いとかそんなもんじゃないんですね、つらい、のです。
おそらく、この日本国でのどが渇いて、でも、飲めない、という状況はなかなか遭遇しないので
想像つかないと思うのですが、まあ、つらい。
地味でのなんでもなく、こころからつらいのです。
・保険って入っておいたほうがいい?
公的医療保険に加入しているのであれば必要ない、
これが結論です。
帝王切開での分娩が高額医療費の対象になることが主な理由です。
高額医療費制度とは、公的保険に加入している人が受けられる制度で、
かかったお金が一部戻ってくる、というものです。
(通常、病院にかかった場合に支払う3割負担とは違い、自分で申請する必要があります)
・「帝王切開はお産じゃない論争」
そんな論争があること自体、後になって知りました。
検索魔のわたしですが、私の検索するワードには一切ひっかからなかったようです。笑
帝王切開 痛くない
帝王切開 すぐ終わる
そのあたりを検索していたのでしょうか、自分に都合のいいワードを引っ張ろうと
必死だったのでしょうね。笑
その論争に何を思うかさえありませんが、息子かわいいですよ。
2人のお子さんを持つ友人は、第一子が経腟分娩で第二子が帝王切開にて出産。
お子さんへの愛情は、いうまでもありませんね。
まあ、類ともってやつなのでしょうかね、自分の選択を肯定するちからが全身にインプット
されているのでしょう、きっと。
術後、病室のベッドですぐに出産報告、その後17時からはMX5時に夢中を楽しむ。
それくらいの余裕はありました。
好きなタイミングで水が飲めない、という苦労なんてなんの想像だにしていないのでした。。。